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蓄電池の導入にかかるコストはどれくらい?

蓄電池の導入にかかるコストはどれくらい?

◎ コストは種類によって変わってくる

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蓄電池を上手に活用すれば、太陽光発電システムでの無駄をカット出来ますし、電気代が安い深夜帯に充電しておいて、昼間にそれを活用すれば光熱費の削減にもつながります。また、停電時にも家電が使えるのは大きな強みですよね。そんな蓄電池ですが、導入したいと考えているもののどれくらいのコストがかかるのかよく分からない…という意見も良く耳にします。そこでここでは、導入するにあたって必要となる大まかなコストについて紹介していきたいと思います。

現状として最もコストを安く導入できるのは鉛蓄電池だと言われています。1kWhあたり5万円くらいが相場です。もともと資源が豊富ですので、大量生産が可能で、それでいて出力、蓄電量、寿命全てがバランスよく整っています。また安全性の高さが評価されているのも鉛蓄電池の特徴だと言えるでしょう。コストで考えるなら鉛蓄電池が圧倒的に良いですし、その他の面を見ても信頼できる、と断言出来ます。しかし、なかなかコンパクトに作れない部分もあるので、設置できる環境にある程度制限がかかるのは要検討事項だと言えるかもしれません。ちなみに、材料が豊富なNAS蓄電池は1kWhあたり4万円、ニッケル水素電池は1kWhあたり10万円が相場になっています。

最近主流のリチウムイオン蓄電池のコストは高め

◎ コストが高いので補助金が受けられる可能性も

家庭用蓄電池、産業用蓄電池として幅広く利用される機会が多いのが「リチウムイオン蓄電池」になります。最大の特徴は、安定して高出力が出せるため、コンパクトに作れる、という点でしょう。実際に携帯電話やノートパソコンのバッテリーに使用されていることを考えるとイメージしやすいのでは。 しかし、残念ながら現状としてリチウムイオン蓄電池は他の蓄電池と比較してコストが高い傾向にあります。販売価格の相場を見ると、1kWhあたり30万円前後。最近では少しずつ価格が下がっている傾向はあるものの、どうしても希少な資材や、様々な技術が導入されているためコストがかかってしまうと考えられます。ちなみに、リチウムイオン蓄電池を導入して電気料金をカットすることを目標にしても、寿命が6年〜10年程度となっているので、回収しきれないうちに買い替えしなくてはならない可能性も十分考えられます。

とはいえ、各メーカーが積極的に売り出そうとしているものはほとんどがリチウムイオン蓄電池になっているので、コストを考えて他の蓄電池を選ぼうと思ったら選択肢がかなり狭まってしまいます。そこで積極的に活用していきたいのが補助金制度です。一般社団法人環境共創イニシアチブはリチウムイオン蓄電池に対して補助金を出していますし、各都道府県の地方自治体からの補助金が受け取れる場合もあります。これらを上手に活用すればコストをぐっと抑えられるので役所に相談してみることをおすすめします。

蓄電池導入コストが気になるならリースも検討してみよう

◎ リースを活用すれば購入するよりも安く導入できる可能性が高まる

このように、蓄電池の導入にかかるコストはそう安いものではありません。太陽光発電とセットで導入するのならまだしも、光熱費の削減や停電・非常時対策の電源として導入することを考えると購入するメリットが十分に受け取れないことも考えられます。それでもなお導入したい、けれど極力コストはかからないほうが良い、という方はリースも視野に入れてみてはいかがでしょうか。 蓄電池を販売しているメーカーや、取付やメンテナンスを行う業者からのリースが少しずつ増え始めています。これを上手に活用していければ、実際に蓄電池を購入するよりもコストを掛けずに導入できる可能性があります。

例えば、ONEエネルギー株式会社のリチウムイオン蓄電池のリースサービスでは月々およそ5000円で導入出来ます。仮に10年間使い続けたとすると、およそ62万円の出費になりますが、販売価格が100万円〜150万円前後であることを考えると、コストがかなり抑えられることが分かりますよね。 ただし、蓄電池リースを利用する際は中途解約など利用規約に注意を払うように。例えば1年間ごとに解約や変更の手続きができるならここまで神経質になる必要は無いでしょう。しかし5年や10年解約出来ないようなサービスの場合は、途中で蓄電池の価格が大幅に安くなる可能性も考えられるので、慎重な検討が必要になるかもしれません。

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